畑
普通さとか常識とかまで行かなくても、辞書やインターネットで探せば出てくるようなロジックが使えるんであれば、その方が楽だし、何より広い理解が担保できる。安心だ。
頭のなかの話。
でもね、それ結構寄せてってるだろお前。ライブラリの方にさ。類型化して。いやいいんだよ。べつに。名前を与えりゃ安心なんだろ。いいよ。勝手にしろ。死ね。くたばれ。這い蹲れ。後悔しろ。懺悔しろ。できないのはわかっているが。ジャンプしろ。まあいいい。
わりとどうでもいいもので溢れていて、でも、そうでもないものもあると、ある種の信仰を捧げて子供の頃は生きていた。
そーいうところでハードル下げても退屈なだけだよ。考えろ。
美しいものを見つけたり、作ったり。
時間とカロリーと機会をつかって。
それらは、言うなれば至極個人的なものだ。
わたしだけのもの。
わたしだけのためのもの。
わたしの物語だけに出てくる言葉。物事。事象。名前。
わたしだけのものなのだ。千夜の伽のような。
他のひとには永久に、1ミクロンとて理解できない。触れることとできない。想像すらできない。
そういうものが、この世に存在する。
そのことが大切なのだ。
そのこと自体が。
あの飛行機乗りの絵本にもあっただろ。
わたしだけが知っている。
あなたにはそれがない。
それが違いだ。上も下もない。あなたとわたしの頭のなかの違いの話。