2016-10-22 クーベルチュール わたしはいつも、死について考える。 死についての歌と構造と歴史と未来のことを考える。 わたしはそのとき、生について考える。 その輝きと、影のことを考える。 ゴミのような人生たちと、そこ星のような瞬きについて考える。 わたしはそして、愛をおもう。 いつも。 そのことを思う。 感傷を排除し。動悸を抑え。信仰を殺し。 愛をおもうのだ。 だから君の時間を止めて、蛹の中身の模様になろう。 死者の唄をジャニスがうたい。 棺桶のうえで骸骨が踊る。 花が咲き乱れ。 思考を刻め。ミンチにするんだ。 真夏のひかりのなかで。 どこへ帰る? どこもないよ。歩こう。